むるむるです。
今回は、僕がライター未経験の状態から、8カ月で月収15万円達成し、独立するまでの過程をお伝えします。
これからライターを始める方や、
既にライターとして活動している方、
文章に携わるお仕事をされている方の参考になれば幸いです。
ライター1カ月目から8カ月目までの収入を公開
始めに、ライター1カ月目から8カ月目までにおける、僕の収入を公開します。
1月:2,277円
2月:13,015円
3月:29,320円
4月:54,040円
5月:約52,000円
6月:114,426円
7月:104,820円
8月:154,700円
そして10月に独立しました。
それでは、各月にどのような仕事をしてきたのかをご紹介します。
ライター1カ月目から4カ月目に受けた仕事について
1~4カ月目は、全てクラウドワークスの仕事でした。文字単価は0.5~2円です。
仕事内容は、下記の通り。
・格安SIMを用いた節約記事
・仮想通貨の半減期
・相続の手続き
・有料老人ホームの記事
・夜間デイの記事
・FXの記事(トレードに必要なメンタル・損切りの話・海外FXの税金・自動売買について)
・仮想通貨取引所の使い方
・学資保険
・傷病手当金
ライター5カ月目から7カ月目に受けた仕事について
5~7カ月目は、クラウドワークス外での仕事も受けています。
クラウドワークス外の仕事は、下記の通りです。
・株式投資メディア(記事単価15,000円):「金融 ライター募集」といったキーワードでGoogle検索して発見
・不動産管理会社のメディア(記事単価15,000円):オンラインサロンの人に営業
・税理士事務所のメディア(記事単価10,000円):オンラインサロンの人の紹介
・オンラインサロンを解説するメディア(文字単価1円):オンラインサロンで募集されていた案件
・保険代理店(文字単価2円):wantedlyで応募
ライター8カ月目以降に受けた仕事について
8カ月目以降は、全てクラウドワークス外での仕事です。
どのような仕事だったか、ご紹介します。
・FX情報配信会社(文字単価2.5円):Twitterで見つけた案件に応募するも、「現在は募集していません」と断られる。しかし、しばらく経った後に別の案件を紹介してもらう
・FP紹介会社(記事単価10,000円):Twitterで見つけた案件
・YouTubeシナリオの仕事(文字単価2.5円):上記したFX情報配信会社の案件に繋いでいただいた方の紹介
・FXトレーダーのメディアの仕事(文字単価3円):Twitterで見つけた案件
・仮想通貨メディア(文字単価3~4円):上記したFX情報配信会社の案件に繋いでいただいた方の紹介
・保険会社の研修資料(文字単価3円):Twitter(金融ライター仲間からの紹介)
・不動産管理会社の仕事(文字単価4円):オンラインサロンの人の紹介
・保険代理店 オンライン取材(記事単価30,000円):wantedly・FX情報配信メディア(文字単価4円):Twitterで見つけた案件
・金融メディア(文字単価3円):Twitter(金融ライター仲間からの紹介)
こうしてみると、ライターの仕事探しにTwitterはとても便利であると分かります。
7月くらいから、僕はTwitterで仕事を探すコツをつかみ始めました。Twitter活用術については、ブログでも解説しているので、よろしければご覧ください。
~月収15万円までの紆余曲折~どうやって仕事を取り、どんなことに悩んでいたか
月収15万円を超えるのは、簡単ではありませんでした。
ここからは、僕がどのように仕事を取り、どんなことに悩んでいたのかを解説します。
【1~2月にやったこと】ライターの基礎について学び、実践した
報酬額
1月:2,277円
2月:13,015円
1月は徹底的にライターに必要な基礎を学んでいました。そして学んだ内容を実際に試していきました。
(1)まずは既にバリバリ活動しているライターを探す
物事を上達させるコツは、成功者を徹底的にパクることである
と、僕は考えています。
なので、既にライターとして活動している人に話を聞きました。
一緒のオンラインサロンに入っている人に話を聞いたり、有名なライターのブログを読んだりしていました。
(2)ササキゴウさんのサイトを発見。そこで営業方法・文章術を学ぶ
そこで見つけたのが、「ライター組合」を運営されている佐々木ゴウさんです。
このブログで僕は、基本的な営業方法や文章術を学びました。
あとは「クラウドソーシングで使える提案文」のカタも公開されています。有料noteで販売されていますが、一度買えば直営業にも活用できるカタなのでオススメです。
(3)クラウドワークスの利用を始める
基本的なことを学んだあとは、「ランサーズ」と「クラウドワークス」の両方に登録。ランサーズは一度しか使わず、クラウドワークスをメインで使っていました。もちろん両方使ってもOKです。
とりあえずプロフィールに経歴や得意ジャンルなどを書いていきました。プロフィールの書き方は、クラウドワークスで高く評価されている数人のライターを参考にしました。
あとは佐々木ゴウさんの有料noteにあったカタに従い、提案しまくります。1月は10件、2月は30件くらい提案しました。
(4)ライター関連の本を読む
佐々木ゴウさんのブログで紹介されていた本を読みました。1つ目はこちら。
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」
基本的な文章の書き方を学ぶなら、これ一冊で十分でしょう。僕はこの本を読んで、独自にチェックリストを作り、推敲に活用していました。
2冊目はこちらです。
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉」
これ本を知っている人は多いのではないでしょうか。
ウェブライティングからマーケティングまでを総合的に学べるマンガです。これからライターとして活動する方も、既にライターとして独立している方も、読んでおくことをオススメします。
3冊目はこちら。
「頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書」
これはライターの営業方法について解説された本です。クライアントとの付き合い方や、単価交渉の方法などが具体的に書かれています。
(5)当時の悩み① 自分が興味のないことが書けない
ライターを始めた頃は、自分が書けそうなジャンルには何でも挑戦してみようと思いました。そして様々なジャンルに挑戦してくうちに、自分の興味のあるジャンルが分かってきたんですが、
興味のないジャンルを書いていても、全然楽しくないことに気づいたんです。
例えば僕は、FXや仮想通貨など金融ジャンルが好きで、今では主に金融ライターとして活動しています。
しかしそれ以外のジャンルだと、執筆の手が進まないのです……
当初は、ECサイトの構成作成や、クラウドファンディングに関する記事執筆もしていましたが、
全然楽しくなかったんです。。
この時点で、僕は心のなかで執筆ジャンルを金融に絞っていました。
なので、自分の好きな分野を把握した後は、ジャンルを絞ってみるのも良いでしょう。
もちろん、必ずしもジャンルを絞る必要はありません。実際に、執筆ジャンルがバラバラでもプロライターとして活動している人はいます。ですが、自分が得意なジャンルを把握し、理解を深めておけば、きっと強みになるはずです。
(5)当時の悩み② テストライティングがなかなか通らなかった
ライターを始めた当初は、テストライティングに落ちることが多かったのです。
その理由は、下記の2点でした。
・レギュレーションをよく理解してなかった
・まだ基本的な文章力が身に付いていなかった
メディアごとに執筆のルールは異なります。なのでテストライティング時は、何度も何度もレギュレーションを見直し、ルール通りに書けたか念入りにチェックしました。
また、基本的な文章力が身に付いていなかったのも要因の1つです。
なので、先ほど紹介した「ナタリー式」をよく読み込み、独自のチェックリストを作り、推敲しました。
すると、少しずつですがテストライティングに通りやすくなっていったのです。
…余談ですが、文字単価が低い所ほど厳しいレギュレーションだったり、テストライティングが無報酬だったりします。
そういうところは、あまり良いメディアとは言えません。
なので初心者ライターさんは、「メディアを見る目」も養っていくと良いでしょう。
なお、「良いクライアント」、「地雷クライアント」の見分け方については、いずれブログで解説していきます。
新着記事を更新した際は、公式LINEアカウントにてお知らせします。
(6)当時の悩み③自分の時間単価を上げたい
・実績を増やす(クラウドワークス上で単発案件をこなす)
・趣味で金融系のブログを書いていたので、リライト+サンプルとして提案
・提案数を増やす(3月は40件提案した)
【3~4月にやったこと】営業しまくった
3月4月は、クラウドワークス内で単価の高めな仕事(といっても1〜3円の範囲内)で探していました。
報酬額
3月:29,320円
4月:54,040円
(1)急に継続案件がストップし、営業を余儀なくされる
3月に、1文字2円の継続案件を手に入れました。しかしある日、急に発注がストップしたんですよね。
なので、営業せざるを得ない状態になりました。
継続案件が止まった経験を通して、
「個人事業主は、不確定要素に左右されやすい」
と実感しました。
リスクヘッジのために、普段から営業を続ける意識が大切です。
(2)当時の悩み SEOの実績がなかった
「高単価の案件をとるには、SEOの実績も必要なのでは」と考えていました。
僕は自分のブログ記事(介護系)で一度だけSEO1位とったことがあるので、それを実績代わりにしていました。
ただ、今思えば、駆け出しの時期にSEOの実績を重視する必要はありません。
なぜならSEOは、メディアの内部対策や被リンク、ドメインパワーに依存しているところがあるためです。この辺りはライターの力でテコ入れしようがありません。
もちろんSEOの知識は必要ですが、実績は重視しなくてOKです。
実際に僕には、専業ライターとして独立するまで、SEOの実績は1つもありませんでした。
【5~6月にやったこと】「書きまくれる状態をキープ」しつつ、「単価の高い案件」を探し続ける
報酬額
5月:約52,000円
6月:114,426円
クラウドワークスで単発案件をこなしていくうちに、実績数が増えていき、仕事を取りやすくなりました。
だんだんと記名記事も増えていきます。
(1)営業を続けていた(直営業が多くなっていく)
この頃に僕は、「収入を増やすには、記事を書きまくれる状態をキープする必要がある」ということに気付きました。そして書きまくる状態をキープするには、営業を続けること。
同時に、高単価案件を探していけば、自分の時間単価を上げられます。
また営業には、様々なプラットフォームを利用しました。
Googleで、「投資 ライター募集」、「金融 寄稿者」みたいなワードで検索し、出てきたメディアに応募したり、
wantedlyというマッチングアプリを使ったりしました。
(2)直営業を取ったあとに必要な作業
直営業を取った後にやった作業は、下記の3点です。
・請求書の用意(弥生を活用)
・電子印鑑を作成
・自分の文字単価・記事単価など基準を決めた
クラウドワークスを使っていれば、仲介者がいるので、ライターは請求書を作ってクライアントに送らなくて良いのですが、
直営業になると、自分で請求書を送り、クライアントに請求しなくてはなりません。
請求書や納品書の作成は、弥生がオススメです。
(3)当時の悩み 記名記事が消えた!!!
とあるメディアで、僕は記名記事を10本くらい書かせてもらっていたんですが、
なんと、そのメディアは過去に投稿した記事を全て消していたのです。
まだまだ記名記事が多いとは言えなかった状態だったので、相当ダメージを受けましたね。。。
先ほどお伝えした通り、個人事業主は不確定要素に左右されやすいのです。
いつ、誰のきまぐれでダメージを被るか想定できないので油断なりません。
実績が吹っ飛んだ経験を通し、僕は全ての記名記事をスクショするようになりました。これならメディアがなくなったとしても、実績を形に残しておけますね。
【7~8月にやったこと】15万達成。会社を止めることを決意
報酬額
7月:104,820円
8月:154,700円
ようやく8月に15万円を達成しました。なので僕は、上司に退職を申し出ます。
僕「9月で退職を考えています」
上司「ダメです」
この経緯については、別の機会でお伝えします(笑)
(1)やはり営業を続ける
この頃から、Twitter営業のコツを掴み、クラウドワークスを卒業します。
繰り返しますが、
営業を続ける意識が必要です。
そして、
書き続ける状態をキープしつつ、良い案件を探し続けましょう。
(2)良いクライアントを見つけたら、離さないようにする努力をする
良いクライアントさんは、話さないようにしましょう。
向こうに、「あなたに書いてほしいんです!」と思わせるのです。
そのためにできることは、
a.一度受けたFBは二度と受けない
b.文章構成の作成に力を注ぐ
c.クライアントの売上アップにどう貢献するか
(KW提案、ワードプレス入稿、画像挿入)
a.一度受けたFBは二度と受けない
一度受けたFBは、二度と受けないつもりで執筆しましょう。同じようなミスを繰り返ししてしまえば、心証が悪くなります。
僕はFBを受けた時、必ずメモに残すようにしています。そして記事を執筆した後は、納品する前にFBメモを使って推敲するのです。
b.文章構成の作成に力を注ぐ
「一度受けたFBを二度と受けない」っていうのと同じくらい基本的なことかもしれませんが、文章構成は記事の根幹です。
僕は現在一緒に仕事しているメディアには、基本的に記事構成の確認をしてもらっています。記事構成を見れば、テーマに沿った内容であるかどうか、読者ニーズを叶えられる内容かどうかが分かります。
なので、記事構成の作成には執筆以上に力を注がなくてはなりません。
c.クライアントの売上アップにどう貢献するか
考えてみれば当然ですが、クライアントの利益が上がれば、ライターの利益も上がります。なので、「どうやったらこのクライアントのビジネスに貢献できるか」ってマインドが大切になるのです。
例えば僕は、下記のような提案をしてきました。
・SEOで狙い目のキーワードを提案
・執筆している記事と関連するテーマのキーワードを提案
・Wordpress直接入稿
・画像制作
・SEOキーワードの検索意図のまとめ
もしアクセス解析やLP改善なんかができるのなら、そのノウハウを提供するのも良いでしょう。