ChatGPTでTOEICの学習スケジュール表を作ってみた

最近話題の対話型AI「ChatGPT」。

2022年11月にアメリカのOpenAI社がリリースして以来、世界中で注目を集めています。自然言語処理技術を使って人との対話を通じて学習し、それに基づいて質問に答えたり、文章を生成したりすることが可能です。

試しに私もChatGPTに質問しながら、近々受験する予定のTOEICの学習スケジュール表をスプレッドシートで作ってみました。

この記事ではChatGPTとの一連のやり取りや、実際に作ったスケジュール表、GPT3.5とGPT4の結果の比較などをまとめています。

「ChatGPTってどう使えばいいの?」「何に活用できるのか知りたい」という方の参考になれば幸いです。

ChatGPTで作った学習スケジュール表はこちら

まずはChatGPTに質問しながら作成した学習スケジュール表から紹介します。

▶作成した表はこちら

前提として、私の学習の進め方を解説します。

  • 私が使う教材はステップ1から160まである
  • 1ステップ学習したら、その1日後・7日後・14日後・30日後に復習する

続いてスプレッドシートの使い方です。

  • スプレッドシートには「Sheet1」と「今日の予定」の2ページがある
  • 「Sheet1」B列に学習日を入力すると、C~F列に自動的に復習日が入力される
  • 復習が済んだらG~J列のチェック欄にチェックを入れる
  • 「今日の予定」を見ると、その日にどのステップを復習するべきかが分かるようになっている

試しにステップ1の学習日を3/18にしたところ、1日後に2023/3/19、7日後に2023/3/25…といったように、復習する日がシートに自動的に記載されるようになっています。

 

学習スケジュール表の作成過程

ここからは、実際にChatGPTにどういった指示出しをしたか解説します。

 

先に「TOEICの本を勉強すること」「スプレッドシートでスケジュール表を作ること」「勉強の進め方」「スプレッドシートの使い方」を指定します。
ChatGPTはこちらの指示出しが限定的であるほど、意図した回答を出しやすくなりますので、条件を細かく出してみました。

指示出しをしたところ、早速シートの作り方の解説が生成されています。

 

 

後から条件を付け足すことも可能です。ChatGPTは快く回答してくれます。

 

 

 

スプレッドシートの基本的な使い方を分かっていない僕の質問にも、丁寧に答えてくれます。

 

ただしChatGPTも完璧ではありません。生成してもらったコードをスプレッドシートに入力するも、エラーになってしまって思った通りの表を作れないケースもあります。

ChatGPTが正しいコードを生成できるよう、スプレッドシートの現状やエラーの内容についての詳しい情報を提供します。

 

 

何度かやり取りをした結果、無事にコードを生成でき、スケジュール表を完成させることができました。

スプレッドシートについての使い方が分からずとも、現在はChatGPTの説明を受けながら、自分の作りたいものを作れる時代になってきています。

そして最近はMicrosoftが「copilot」と呼ばれる、WordやExcel、PowerPoint上で使えるAIツールも登場しましたので、もはや人間ができることはどんどんAIに奪われていく時代になるのかもしれないですね。

Microsoft 365 Copilot を発表 – 仕事の副操縦士

 

まとめ

今回はChatGPTを使ってTOEICの学習スケジュール表を作る手順を公開しました。

ChatGPTは対話型のAIなので、対話を通して自分の想定する結論にたどり着けるよう、ChatGPTの回答を誘導していくことが必要であると考えられます。

この記事で紹介したのはスケジュール表ですが、AIを活用すれば、より高度なツールをつくることが可能です。

今後はAIに対する指示出しについてのノウハウが重要視されるようになり、AIを使いこなせる人とそうではない人に二極化されるのではないかと、僕は考えています。

 

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投稿者プロフィール

むるむる
むるむる金融ライター/トレーダー
むるむるです。金融ライター兼トレーダー|元介護士|会社員に向いていないので働きながらライター業に挑戦→月15万以上稼げるようになったので独立|サンマルクのチョコクロが好物|金融ライティング(特にFX、仮想通貨が得意)、編集、オンライン取材、LP制作してます。